二人の帰り道

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タクシーが見えなくなり、私はぼんやりとアパートの階段を上がる。 7月の生暖かい夜風が髪を揺らし、私の口から溜息が漏れた。 潤也が恋しい……。 はっきりと自覚した想いに戸惑い、私は何度も溜息をつきながら部屋に入った。 .
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