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「愛理ちゃん、優衣ちゃん、ちょっと来て」
田中部長は私たちを自分の方へ呼んだ。
私と愛理ちゃんが近寄ると、田中部長は落ち着いた声で告げる。
「今日の夜、仕事のあと話がしたい。二人ともいいかな?」
愛理ちゃんはキョトンとし、私はしっかり返事をする。
「はい、私は大丈夫です」
私の返事に続き、愛理ちゃんも力強く言った。
「私も大丈夫です! この際、私も話があります。田中部長に聞いてもらえるなら、ちょうど良かったです!」
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