夏雄君の気持ち

10/18
前へ
/35ページ
次へ
私たちの間を取り持つように、潤也が明るい声で言う。 「硬い挨拶はここら辺にして、飲もうぜ! 夏雄は何にする?」 「ビールにします」 「食い物は? 夏雄が来るまで待ってたから、腹が減ってきた」 「すいません、待っててくれたなんて。料理は任せます」 潤也はビールを二つと私のカシスソーダと、料理を五品ほど注文した。 飲み物が運ばれて来て、潤也が場を仕切る。 「夏雄も優衣ちゃんもお疲れ! 今日は飲んでガッツリ話そうぜ」
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

105人が本棚に入れています
本棚に追加