プリンセスの涙

3/8
107人が本棚に入れています
本棚に追加
/32ページ
愛理ちゃんの本性を夏雄君にどこまで話すかは、潤也の判断に任せていた。 潤也と夏雄君は親友。 告げ口みたいに私から話すより、潤也に任せた方が良いと私も思ったのだ。 そして昨夜、 『夏雄にすべて話した』 と潤也からメールが届いた。 一週間もの病欠を心配して、夏雄君は愛理ちゃんに毎日メールしていたらしい。 けれど、返信は一度も無し。 電話をかけても繋がらない。 そんな状況に悩んだ夏雄君が潤也に相談したので、潤也はすべてを打ち明けた。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!