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「なるほど。確かに初対面で意気投合する場合もあるしな。ましてや、同じ会社の仲間だもんな」
潤也が夏雄君の言葉を肯定した。
夏雄君の顔つきはホッと柔和になる。
「そうなんです。あの日は本当にいろんな話をして、僕も実家の事や、少年時代の話までしてました」
「そっか。夏雄の存在は愛理ちゃんにとって、特別だったのかもな」
潤也が言うと、夏雄君の口元には嬉しそうな笑みが浮かんだ。
その笑みを見た私は複雑な気持ちになり、感情的に口走る。
「特別な存在なら、夏雄君と愛理ちゃんは今も付き合ってるの?」
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