夏雄君の気持ち-2

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「……ゼロって訳じゃないですけど」 「愛理ちゃんの反応は、どうなんだよ?」 夏雄君は言葉に詰まっていたが、ビールをゴクッと飲んで言う。 「きっと今は仕事に夢中なんですよ。僕はそれで納得してます」 納得……?! 私は頭に血が上る気がした。 それまで落ち着いて聞いていたつもりだが、『納得』なんて言われたら、黙っていられなかった。 「あのね、夏雄君」
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