プリンセスの涙-2

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「分かった、行くよ……。とりあえず、待ち合わせ場所までは一緒に行く」 愛理ちゃんと話せるかは、分からない。 愛理ちゃんが約束通り現れるかどうかも、ハッキリしないのだ。 「よし。あと30分くらいしたら向かうぞ」 潤也は満足げに頷いて告げた。 ◆ ◆ ◆ その喫茶店は、商店街を抜けた所にあった。 周りはマンションやアパートに囲まれている。 潤也がドアを引いて、私たちは喫茶店の中に入った。
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