好き

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◆ ◆ ◆ 「それでね、」 話している途中で喉が渇き、オレンジジュースを啜る。 ストローを勢い良く吸い過ぎて、コンコンとむせた。 「オマエ、少し落ち着けよ。どんなに時間かかってもいいから。ちゃんと全部聞くから」 私は胸をさすりながら、「うん」と返す。 ここ駅前のカフェで、私と潤也は30分前から向き合っていた。 そして私は、夢中で潤也に報告していた。 愛理ちゃんとの会話の一部始終を。
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