Hug.1

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   「ん?」   立ち上がったせいなのか伊  織の鼻からどんどん血が流れ  落ちてきて、僕は絶句した。  「い、伊織、保健室行こう!」  「え、このぐらい平気だぜ?」  「平気じゃない。平気じゃな  いと思う!」   まさか鼻の骨折れたんじゃ  と思うと居ても起ってもいら  れなくなった。  「とにかく行こう!」
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