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「はじめまして。神楽です」
「あずさの友達の文香です。それにしても、背高いね!何センチあるの?」
「180です」
「KIMIと同じだ!」
これ以上話したら、文香に気付かれそうでハラハラする。毎日のように雑誌で眺め、イベントにまで行った彼女なら、口元や声で見破りそうだ。
「キミ?」
「私、モデルのKIMIが大好きで、この前も握手会イベントに行ったりしたの。もう本当に神レベルのイケメンなんだよ!」
「あー……あの人か」
そのKIMI本人と話している文香に、白々しく彼は相槌を打った。
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