2月4日(木)

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「……そうかな」 「そうだよー?」 頬杖をついて俺を見据える藍真。 …分かってる、確かにため息多いって自覚してるし。 右手に力が入り、持っていたあんパンが少しだけ潰れた。 「なぁ」 「んー?」 俯いて、藍真の顔を見ないまま、口を開く。 「ある人を可愛いと思ったり、抱きしめたいと思ったり、他の男と一緒にいて欲しくないって思う時、ある?」 「え?」
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