2月5日(金)

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捕われた私の左腕に、福原くんの右腕がくっついている。 福原くんの重みと、布越しに伝わる体温が、私の心臓の動きを加速させる。 「だって今日寒いじゃん?人肌恋しいんだよ」 「っ」 笑顔でサラッと言われた言葉に、また私の体温が上昇する。 確かに、今日は寒いけど…。 福原くんが私にくっついてきたのはこの電車の中で始まったことじゃない。
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