2月7日(日)

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「え…?」 男の子はドアの向こう側に向かって市ヶ谷さんの名前を呼ぶ。 そしてまたこちらを向いて、俺を見据える。 「えっと…」 「あぁ俺?俺、美青の弟」 「へ?」 少年はエナメル素材のバックを肩に担ぎながら、俺に話しかけて来る。 その顔をよく見れば、確かにどこかしら市ヶ谷さんの面影があるような顔をしている。
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