2月8日(月)

23/24
前へ
/814ページ
次へ
フフ、と笑って、私の顎を持ち上げる。 「っ、あ…」 唇に福原くんの親指が触れ、そっと数回撫でる。 「翠く…」 「……油断しないで」 とろけるように熱かった福原くんの視線が、急に冷たく、鋭くなる。 「油断しないで。直江と……俺に」 「え……」 スッと目を細め、私の顔から手を離す福原くん。
/814ページ

最初のコメントを投稿しよう!

659人が本棚に入れています
本棚に追加