2月8日(月)
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フフ、と笑って、私の顎を持ち上げる。 「っ、あ…」 唇に福原くんの親指が触れ、そっと数回撫でる。 「翠く…」 「……油断しないで」 とろけるように熱かった福原くんの視線が、急に冷たく、鋭くなる。 「油断しないで。直江と……俺に」 「え……」 スッと目を細め、私の顔から手を離す福原くん。
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