2月9日(火)

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直江は無表情を崩すことなく、ただ俺を見下ろしてくる。 そうしてゆっくりと口を開く。 「……やっぱり、気付いてた?」 ほんの少しだけ笑って、俺から視線を外す直江。 「……気付かない訳ないだろ?」 あんなあからさまに態度に出されれば。 すぐに分かる、直江が市ヶ谷さんを好きだってことくらい。
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