2月10日(水)
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「ここ」 福原くんの人差し指の先を見て、開いた口が塞がらなかった。 「豪邸……」 初めて見た福原くんの家は、とんでもなくデカかった。 ――何故こんなことになったかというと。 『……母さんが、美青に会いたいって言い出して……』 帰りの電車の中、申し訳なさそうにため息をつく福原くん。 何でそんなことに…と思っていると。
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