2月10日(水)

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「私の嫌いな教科とか、ホントどうでもいいことなのに覚えていてくれるんです」 口が開いたら案外止まらなくなってきて、次から次へと言いたいことが出て来る。 「どこかすごい意地悪なのに、でもちゃんと優しいところもあって……。  勉強も分かんないところを、すごく丁寧に教えてくれて……」 「ちょ、ちょっと待った!」 急に福原くんが大きな声を上げ、私の言葉を遮る。
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