2月11日(木)

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「機嫌、いいわ。俺。」 「知ってるー」 にこにこ笑いながらノートを広げる藍真。 「だよな……」 ボソボソ呟きながら俺も化学のワークをめくる。 「(その市ヶ谷さんの言葉が……)」 その場を乗り切るためのものでなければ、もっと嬉しいのに。 あの時、市ヶ谷さんが色々言ってくれて、すごく助かった。
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