―恋人契約終了―

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「おはよう、福原くん」 わざとらしい笑みでそう言われ、電車の話が頭からすっぽり抜けてしまった。 「え……、名前……」 「あ、そういえば福原くんに返さなきゃいけないものがあるんだった。昼休み、空いてる?」 「あ、うん……」 ほとんど押され気味に決定され、理由を聞く暇もないまま。 チャイムによって席に戻らざるを得なくなった。
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