―恋人契約終了―

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「ありがと。でも……もういいや」 「え?」 俯いて、小さいのにはっきりした声で、市ヶ谷さんはそう言った。 「あのね福原くん。彼氏がいる人を好きになるのは辛いと思うけど、頑張ってね」 「え」 「そこはマンガを参考にしてね、弱ってるところに付け込めばいいと思うの」 「な、何の話……?」 市ヶ谷さんが始めた話の意図が分からない。
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