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溜め込んでいた想いが、堰を切ったように一気に溢れだす。
「隣の席になる前から気になってた…紅ちゃんが好きだって分かってたのに……。恋人契約したときだって、彼女になれないって分かってても嬉しかった!」
「美青……」
目を丸くして、福原くんは私を見つめる。
それでも私の口は止まらない。
「期待させるな?そんなの、こっちのセリフだよ!
紅ちゃんが好きなくせに、焼きもち焼く素振りを見せたり抱きしめたりしないでよ!こんなんで、どうすれば期待しないでいれるの!?」
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