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えっと、この人、第2ボタン開けてないよね?
校則違反になっちゃうし、そんなこと、してないよね?
うん、閉まってる。
何て言うか…顔から色気がプンプンする~(笑)
無意識に、彼の頬を軽く撫でていた。
すると、彼の頬は、真っ赤になって、唇が動いた。
何て言ったんだろう…思わず視線が唇へ。
彼の唇を指の腹でゆっくりなぞる。
「あ、あのさっ!!」
この大きな声に我に返る。
『へ、へ!?何!?』
「皆に…見られてるんだけど…」
周りを見渡すと、人がたくさん!!
何を見てるんだ?
私はただ、彼の上で馬乗りになって、唇をなぞっているだけ…へ?
『わわわわわわ~!わわわ、ちょっと待て!』
もう訳がわからん。
えーっと、2人で倒れちゃって、座り直して、この人の事見て…。お?私、大変な事しちゃってる?
『ゴメン、ゴメン、本当にゴメン!!無意識…って言うかたまたま!!うん、そうだよ、たまたまだよね~』
もう何が言いたいか忘れて、とにかく彼の上からどいた。
そして、しばらく2人で見つめ合っていた。
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