出会いは突然に 1

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いつの間にか、野次馬はいなくなっていた。 『ゴメンね…』 「あ、うん、大丈夫…」 『あのさ…。名前は?何組?』 「俺は、1年A組森内翔(モリウチショウ)。君は?」 『私も、同じ1年A組の長瀬流那。流那って呼んで』 そして、握手を求める 「え…?」 『友達になる時、握手するのがマイルールなんだ』 「ふーん、ヨロシク」 そして、握手をした 「あの~、もう終わった?」 「こんなの見たくないんだけど」 『うわっ!!修治と奏汰、隠れてたの!?うわ、趣味ワルッ!!』 「はぁ!?あんな公共の場でイチャついてた奴に言われたくないね」 もう!! 少しイラッときたので反論しようと息を吸った。すると… キーンコーンカーンコーン…キーンコーン… 『「「「うわ、遅刻だっ!!」」」』 急いで教室に入り、チャイムが鳴り終わる前になんとか座れた。 だが、先生に少し怒られた…。
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