出会いは突然に 4

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…ピーンポーン…ピーンポーン…ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!! あー、うるさい~! 誰だよ。7時だぞ? 今、月を見ながらのんびりしてたのに… 『すいません。ピンポンし過ぎです。壊れます。』 「よっ!!」 …おいおい。 何なんだ。コイツは。 爽やかな笑顔で「よっ!!」って言ってんじゃねーよ。 よし、閉めよう!! バタン、ガチャ。 …ピーンポーン・ピーンポーン・ピーンポーンピンポンピンポンピンポンピンポン!! ガチャ。 『何の用?…奏汰』 「まだ同じところに住んでたんだなぁ。あ、ドーナツ買ってきたから。お邪魔します!!」 『邪魔しないでよ。ドーナツだけ置いて帰ってよ』 「あれ?親は?」 コイツ…💢 わざと無視してるのか? もういいや。 『…私以外、家族旅行で海外。』 「へー、何で行かなかったの?」 え、何でって… 『なんとなく?』 そう言いながらソファーに座り、ドーナツをかじる。
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