出会いは突然に 1

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あと少しで門…ってところで、誰かが後ろから走ってきた。 『あ、修治じゃん!!』 「ふー、間に合った。一緒に学校行こうぜ!」 『修治も亜師化中学校なの?』 「うん。これからもヨロシクな☆」 そう言ってニカッと笑う彼は、 藤井修治(フジイシュウジ)。小学校の頃から、なんだかんだ言って仲が良い男子。 私を見かけると走って来て挨拶をしてくれる。 家も近くで、よく一緒に登下校していた。 バスケがすっごい上手で、たまに教えてもらってた。 『修治、やっぱりバスケ部入る?』 「あぁ、入るよ。すっげー楽しみ!!流那は?」 『まだ決まってないんだ…できれば、修治と一緒のバスケ部にしようかな~って…。』 そう言うと、目をキラキラ輝かせ、 「マジで!?よっしゃ!!」 と喜んでいた。
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