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「修治~!」
と言う声で我に返った。
「あ、奏汰…」
「久しぶりじゃん☆」
と、爽やかな笑顔で近寄ってくる“カナタ”と呼ばれた人。
「思ったんだけど、この子、彼女?」
『「はぁ!?」』
この人は、何を言ってるんだろう。
『私達は、同じ小学校だっただけです…💢』
「ごめん、ごめん。俺、山下奏汰(ヤマシタカナタ)って言うんだ。お前は?」
え…。“山下奏汰”?
『うっそ~…』
「どうかした?」
『…私は…長瀬流那。覚えてる?』
「長瀬…。えっ!!流那!?」
彼は幼稚園の頃、同じクラスだった子。
小学校になってからも、時々会っていたが、小2の春から会っていない。
実は、付き合っていたのだが、今は…。
「え、めっちゃ大人っぽくなったね!!」
『え~、そう?奏汰は相変わらず、幼いね~☆』
「はぁ?これでも大人になったっつーの!!」
「…あのさ…。2人は、どういう関係?」
“黙って見ていたが、もう耐えられない”と言う風な目でこっちを見てきた。
『幼稚園の頃からの、ストーカーです♪』
「おい!!幼なじみだろっ!!」
「ふーん…」
どうしたんだろ、修治。
さっきから、奏汰の事睨んでるような?
気のせいかな☆
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