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たとえば昨夜みたいなパーティーの場では特に。 妾の子は腫れものにでも触るような扱いを受ける。 おまけに昨夜は征司の隣に お父様が懇意にしている取引先の娘が パーティーの間中ぴったりと寄り添っていたものだから。 「女みたいに尖った顎してるからさ。それか――使い過ぎだろう?ん?」 意味深に口端を上げて 征司は僕をからかうように微笑んだ。
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