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読みかけの本を傍らに放り投げ シャツの上からでも分かる逞しい胸筋に指を這わせる。 「おまえがあんなに可憐なもんかよ」 憎まれ口叩きながらも 征司は僕にさせるがまま身を任せた。 「意地悪ばかり。そんなに僕が好きですか?」 「だったらどうする?」 そうだこの目。 この目に見つめられると――我慢できなくなる。
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