プロローグ

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“気持ちよければいいじゃん” あたしはそう言って、その温もりを求めてしまう。 言葉だけの、上っ面だけの“好き”という言葉。 キモチがこもってなければ意味のない言葉。 あたしが求めるだけ、相手も同じように求めてくれる。 本当に愛されてるような錯覚に陥って、その瞬間だけ満たされる。 だけど、そんなの偽りの“恋愛ごっこ” だって、あたしは男のことをこれっぽっちも好きじゃないから。 男だって、好きなのはあたしじゃなくて身体だけだから。 だから、こんなに空しさだけが残るのに。 今日もまた、誰かの温もりを求めてしまう。 満たされないココロは、カラカラに渇いていくの。
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