幼なじみ①

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「……今日もステキ」 駅のホーム。 純人たちとは違う女性専用車両の前あたりで立っていると。 すぐ隣に並んで純人たち集団をチラ見して頬を染める彼女、吉沢夢花。 あたしの高校の友だち。 「夢花、おはよ」 「おはよう、リンリン」 人懐っこい笑顔で大きな瞳を細める夢花。 「その“リンリン”ってやめてよ」 「今日も朝から目の保養!」 あたしの言葉なんて全然聞いてなくて、フフンと鼻歌なんて歌ってご機嫌なのはいつものこと。 キレイに巻かれた髪が、夢花が飛び跳ねるたびにフワリと揺れる。
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