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「何で此処にいるんだよ!お前が絡んでんのかぁ」
少し迷惑そうにマサシムを見るペイシン。
マサシムは小さく頷き、言った。
「いいかペイシン。今は生かしておくんだ」
「ヤダよ♪3000万の懸賞首だぜ?」
「その3000万を獲るために、お前の命は捨てられるか?」
「おいおいおい。俺を殺す気か?」
「場合によっては・・・・・・」
今この場で殺すことも出来る。
そんなオーラをペイシンに向け、マサシムは発している。
「何だってんだよ?」
銃すら構えていないマサシム。しかし、その異次元の者とも思える威圧感漂うオーラに、ペイシンはピストルを下ろした。
無論、マサシムが無抵抗であるペイシンに危害を加えることはしない。
マサシムは、自分の考えを話し出した。
「死んだ方が楽・・・・・・この爺には、そう思わせるほどの苦痛を与える」
「ひょ~♪ドSだな♪」
「ふっ。死んでしまえば、死より苦しい事を思い知らせられんからな」
ニヤリと口角を上げるマサシム。
「ま、お前が絡むなら、俺は手を引く♪」
全てをマサシムに任せようと思い、ピストルを懐にしまうペイシン。
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