家族

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部屋の中に入れば、ソファーに座れと言われたので座る 対面にギルドマスター 「さて、闇ギルド『宵闇』にようこそ…………と言いたいところだが、君は何者かな?」 闇ギルドのギルドマスターにしては優しい口調の男 しかし、実力はあるらしい どうするか………面倒だな ベルゼ「名はベルゼ・イレイス、暴食の王だ」 「暴食……?」 意味がわからないようだ、まぁ当たり前か ベルゼ「そうだな……とりあえず何でも食う、物でも人でも、際限無しに全てを食らう」 「よくわからないが…」 ベルゼ「とりあえず、人の姿をした異常……化け物だと思えばいい」 「……その化け物が何故闇ギルドに?」 ……そうだな ベルゼ「俺は異常だ、魔力を持たないが、魔力を持つものを食えば魔力は使える……こんな異常が表に居て、目立たないはずがないだろ?しかし金は必要だ、食事はともかく住む場所は欲しいからな」 服とか……風呂も好きだし、やはり金は必要だ 「よくわからないけど、わかった……俺は君を敵に回したくない、俺の勘はよく当たる………だから、君を歓迎しよう」 賢い人間は好きだぞ ベルゼ「よろしく」 「あぁ、俺は宵闇のギルドマスター、本名は一応隠しているが、二つ名は『黒氷』だよ」 クロヒョウ?可愛い名前だな ベルゼ「なら俺も名前は隠したほうがいいか?」 クロ「あぁ、あと顔も………君の実力から見て俺より強いだろうけど、一応Sランクにしておくよ、二つ名は『暴食』でいいね………これがカードだ、一応表のギルドと同じものだから普通に使えるよ………偽造だけど」 それは助かる、ギルドカードは身分証やクレジットカードになる便利なものらしいからな
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