家族

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クロ「まぁ化け物でも何でもいいから、俺の息子だということは忘れないでね?弟子とか息子とかと一緒に依頼受けるの夢だったんだよね、まぁ闇ギルドだから望み薄だったけど、息子も闇ギルド員なら問題ない、というわけで早速依頼しにいこう」 ………この呑気さ、死んだ母親を思い出す あの人も懐のデカイ人で、達観していた子供の俺を、それも個性だと笑うような人だった ベルゼ「あぁ、行こうか………だが、覚悟しておけ?なかなかグロいからな」 クロ「ベルゼ、俺を誰だと思ってる?闇ギルドのギルドマスターだよ?」 ……そうだったな 力を抑えず受け入れられたのは初めてだが………まぁ、依頼後の反応を見てどうするか考えよう 久しぶりに嫌われたくない人間が出来たな クロ「コートにフードついてるね?被って仮面つけて、俺が転移するから」 クロムも黒いコートを着て、フードを被ってる ローブじゃないんだな… クロムの指示に従うと、クロムは俺の手を取る ……俺が食う所を見たくせに躊躇いなく手を握るか どうやら思った以上にクロムは大物らしい クロ「出来るだけ気配は消せ、貴族の屋敷の少しはなれた場所に出るぞ【転移】」 一瞬視界が歪み、気がつけば外だった 近くには大きな屋敷がある クロ「この屋敷の使用人も関与している、全員殺せばいい」 成る程、楽だな 夕暮れ時の薄暗い時間帯、ちょうどいいから夕食といこうか
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