家族

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まずは裏口から侵入する、臭いで人間が居ないことは確認済みだ そして、力を操り屋敷を覆う透明なドームのように固定しておく これでどれだけ悲鳴をあげても音を食って外には漏れない ドームに触っても食われるだけだから逃げられる心配もない クロ「さて、お手並み拝見だね」 ベルゼ「どうでもいいが、なるべく俺に近寄るなよ?」 少し離れた場所で気配を消したクロム まぁ俺は臭いとかで人間を確認しているからわかるし、間違って殺すこともない そのまま屋敷内を移動して、正面玄関までたどり着いた すれ違った使用人は居なかったが……… クロ「正面玄関に来て何するの?」 ベルゼ「全殺しだろ?探し回るのも面倒だからな……………侵入者だ!正面玄関に居るぞ!!」 屋敷中に聞こえるよう叫ぶ クロムは苦笑しているようだ ワラワラと集まった警備員らしき男たち 「何者だ!」 ベルゼ「暴食の王………さぁ、食い尽くすぞ」 暴食を手に発動する、分かりやすいように黒い手袋みたいに暴食を纏い、ゆっくり男たちに近づく ……クロムが巻き込まれないように暴食に色をつけよう………まぁ、黒か透明にしかならないが 魔法攻撃は盾状に暴食を展開、直接攻撃にきた奴等は、俺が頭を一撫でしたら終わった 手袋で触れた部分だけ、消失したように無くなっていく 触れられたら最後、あとは死が待っている 仲間の無惨な姿に、恐怖し逃げようとする者が現れたが… 手を振るい、暴食を黒い刃状に放てば、当たった場所は食われ、体はバラバラと崩れた ベルゼ「さて、護衛は片付けたな………面倒だが、見つけて殺すか」 俺は臭いと音を頼りに人間を探しに移動する、クロムは黙ってついてくる 正面玄関のホールには、欠損の激しい死体と、血だまりだけが残っていた
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