家族

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ジジイはギャーギャーと喚き、命乞いをする ベルゼ「金はお前を殺して全部もらう、女には興味ない、俺を雇うとかアホか?いつまで自分の立場が上だと思ってるんだ?今お前の命を握っているのは俺だ、現状を理解できないゴミが……奴隷どもの情報を入れてしまって俺は気分を害したぞ?普段は記憶まで取り込みはしないが、余程嫌な記憶だったようだな、まるで怨念のように俺の思考に訴えてくる、お前を殺せとな………まったく、お前のような奴が居るから人間の存在価値が下がるんだ」 淡々と、平常通りに話しかけながら、黒い杭にした暴食で手足を食っていく 記憶は残らず消化して、常識だけを残す 救いようがないなこのジジイ ベルゼ「貴族は平民を支配するものであり、平民の命など塵に等しいだと?これが常識でないのは俺でもわかるぞ、お前は死んで正解だ」 たるんだ腹にいくつも穴を開け、ぐちゃぐちゃに汚物を撒き散らして死んだジジイ 全部は食わない 顔も残してある ちゃんとこのジジイが無惨に殺されたと世間に知ってもらおう、こいつには似合いの最後だ クロ「よし、これで依頼完了かな?」 ベルゼ「まだだ、まだ奥にある牢に一人残ってる」 クロ「え?」 ジジイの残骸を踏みながら奥に向かうと、鉄の扉がある その扉の向こうに一人居るのだ
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