家族

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不思議に思っていたら、少年が起きたようだ 気がついて怯え、辺りを見回している ベルゼ「少年、俺はベルゼだ……お前の名は?」 ビクビクしながら、首を横に振る少年 名前がないのか… クロ「あ!俺はクロムだよ?名前がないなら俺達が決めていいかな?」 クロムが優しく話しかける 頷く少年 名前か…… クロ「何がいいかな?」 ベルゼ「ナイトはどうだ?」 夜の闇を思わせる瞳だからな クロ「決まり!君は今日からナイト!!俺の息子だ!」 少年……ナイトは、いきなりの息子発言にキョトンとしている ベルゼ「ナイトが居た家の人間は全員俺が殺した、お前は今日から俺達の家族になってもらう」 クロ「いやぁ、一日で二人も息子が出来るとか運がいいな」 ナイトは相変わらずキョトンとしている ベルゼ「はぁ………いいか?お前の名前はナイト、今日からクロムが父親で、俺が兄だ………わかったか?」 呆然としながら、コクリと首を動かしたナイト よし クロ「よろしくな?まぁ詳しい話はあとにして、先ずは夕飯にしよう!三十分待って」 どうやら時間や曜日などは地球と同じらしい 三十分後、クロムが料理を作り終え、俺達は夕飯をとった ナイトが飯を食べて泣いたなどハプニングはあったが、地味に美味かった そして、俺達のことを軽く説明し、そのあとは普通に寝た 闇ギルドのマスターと人外、普通の人間とは違うと感じたのだろう、ナイトは恐れることはせず、しかし慣れてもいないようだ まぁそれは追々だな とりあえず、異世界一日目で家族が出来た
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