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朝、言われた時間に学園長室へやってきた
勿論一人だ
見送るクロムとナイトが寂しそうにしていたので、既に帰りたい
「では、これに記入を」
爺に渡された紙に記入する
名前はベルゼ・イレイス
家名は……必要を感じなかったとクロムが持っていなかったため、そのままイレイスとした
魔力量は六千四百万
ドラゴンの魔臓器を取り込んだので多い方だ
帝が一千万前後らしい
属性は混沌
無属性は魔力さえあれば誰でも使えるらしいので記載する必要はない
基本情報だけで良かったので、書いて爺に渡す
「君は一年Sクラスに特待生として入ってもらう、Sクラスは貴族や実力の高いものが多いクラスじゃ」
爺の説明を右から左に受け流す
「それから、これが君の制服と教材じゃ………あと、生徒手帳じゃ、学園での注意事項が書いてあるのできちんと読むように」
制服と教科書と手帳を貰った
生徒手帳………誰も読みはしないだろうな
「それから、これは寮の鍵としても使われるのじゃが、君は自宅通学なので部屋はない、しかし特待生はこのカードを使うと食堂や購買部でタダで買い物できるため渡しておく」
………成る程、食べ放題というわけだ
普通に三食食べていれば平気だとしても、俺はいつでも空腹状態だからな
食い尽くそう
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