勇者

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女王「知っていましたか………そうなのです、聖都国から勇者が誕生したという報告がきました」 ショウ「ちょ!待ってください!勇者が誕生したって、なら俺達は何なんですか!?」 女王「私もそれが聞きたかったのです、我々は異世界より召喚した人物が勇者だと言い伝えられ、信じてきました………ならば聖都国の勇者は何なのです?貴方はご存知でしょう、黒氷」 クロム「聖都国の勇者ってのは聖剣を使える只の人間のことだ……魔族に対して脅威ではあるが、世界が認めた勇者ではない」 カイ「うむ、聖剣は痛いが勇者ほど楽しくはない、あれは使う人間にも多少の補正はかかるが、勇者ほど強化されはしないし、勇者にだけ許されている覚醒はしない」 へぇ……聖剣かぁ……何味だろ? 女王「では、正式な勇者ではないということですね?」 クロム「当たり前だろ?俺が何故王国に拠点を作ったと思ってる………勇者を召喚できる召喚陣が唯一この国だけにあるからだ」 あぁ、もしも悪事に勇者を使ったときはクロムが陣を壊さないといけないからな アサヒ「……女王陛下、質問なんですが」 女王「なんでしょう?」 アサヒ「聖都国の勇者が勇者で何か問題あるんですか?」 女王「問題というか、彼方の勇者が本物であり、我が国の勇者……つまりあなた方は偽物、彼方の勇者はどうやら面倒な人のようで偽物は本物である自分が成敗して自分が本物であると世界にしらしめる……なんて思ってるみたいなんです」 アサヒ「………心中御察しします」 ショウ「え?てかその勇者が俺達倒しにくるってこと?……そんなことする暇あったらさっさと魔王倒しにいけよ!使えねぇ!」 残念ヘタレ勇者に使えない認定されました、聖都国の勇者は終わってます ベルゼ「女王、聖都国の勇者、受け入れ許す……聖剣食べてみたい」 それに、アサヒが危なそうだから叩きのめす
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