勇者

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クロム「先生は従わせたほうだから、聖剣が彼より主に相応しいって判断して所有権が移ったんだろ」 ソラン「いらないんだが…」 女王「えと、今なら聖都国の方々が城に滞在してますから、どうするか相談してみましょう」 というわけで、ラードというより聖剣が心配でお供してきた聖都国のお偉いさんたち 所有権が移ったとか今までになかったとかで、混乱してる 女王がクロムの説明をお偉いさんたちにして、何やらひそひそ話し合い 「聖剣の所有者である彼に聖都国へ移住していただきたい」 女王「無理です」 女王即答!えらい! まさか断られるとは思ってなかったようで、驚いてるお偉いさんたち ソラン「俺、聖剣とか要らないんで持って帰ってください」 ソランが言えば、ひそひそと、何て罰当たりな…とか言っている ソランがラードに聖剣を渡しても、ソランの手に戻ってくる お偉いさんたちに渡しても戻ってくる ベルゼ「聖剣というより、呪いの剣だな」 ソラン「黒氷さん、あんたならいけるだろ」 クロム「俺が聖剣なんて持ったら、聖の波動に敏感なせいで、俺の波動の強さに負けて聖剣が壊れるぞ」 へぇ… 女王「彼を他国へと移住させるなんて無理です、世界の平和のためにも、彼はこの国に居てもらわなければ」 ソラン「いや、それ以前に帝だから他国には移住出来ねぇし」 ベルゼ「聖剣、ワガママ言うなら…………食べちゃうぞ?」 剣を壊さない程度に握りしめて脅せば、シュパッとラードの手に移った聖剣 女王「流石ですわ…」 宰相「無機物すら恐怖するのか……」 聖剣って無機物で良いの?意志があるっぽいけど…
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