魔王

3/20
31668人が本棚に入れています
本棚に追加
/666ページ
国王「そこの人外と人外に片足突っ込んでる人は黙っててください」 凄くにこやかに国王が言った 女王も宰相も唖然とした表情で国王を見てる ベルゼ「何で?戦争になる、俺も出る」 国王「それはご遠慮ください、これは王国と他国、そして勇者と魔王の戦いです………宵闇は本来不干渉、言ってみれば中立な立場の筈ですよ?」 クロム「………国王、それは困るよ」 国王「……というと?」 クロム「俺が王国に居るのは勇者召喚陣があるからだ、つまり他国の奴等には召喚陣を渡せない、そして召喚陣は必要なんだ……だから、王国が無くならないように守らなきゃいけない…………宵闇は出さずとも、俺は戦いに参加する義務がある」 ベルゼ「なぁ?………お気に入り沢山のこの国にちょっかい出すハエを叩き落とすのに、何故お前の許可がなくちゃいけない?」 カイ「ふむ、よくよく考えたら我が人間に従う義理もない、我は我の大義のために戦うまでだ」 ソラン「人外に片足突っ込んでねぇけど、難しく考えるよりシンプルに………全部倒せばそれで終了だろ」 アサヒ「あの肥満体型でどうやって戦うのか興味あるし、聖なる剣なんて物を持ちながら魔王に洗脳されるなんて間抜けは一目見て嘲笑わないと!」 ショウ「こいつら出るなら俺要らなくね!?」 「「「「黙れ残念勇者!お前は戦え!!」」」」 国王「君たちに出られると、他国の人達が居なくなりそうだから遠慮してもらいたいんだけどなぁ……」 別に居なくてもいいじゃん、国にはまだまだいっぱい人間居るんだろ?
/666ページ

最初のコメントを投稿しよう!