ひとつの手紙

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『俺はもうすぐどこか遠い所にいく 蓮、キャプテン変わりに務めてくれ 多分、俺はチームに復帰出来ない 血の病気との戦いは今も続いている 歯をくいしばって耐える日々だけど 栄吉や勇とか彰とか泰弘とか いろんな人がお見舞いに来るから 偉そうだった時の自分が恥ずかしい んー…後は…そう! ノートや折り鶴とか、手紙とかに なんか皆のメッセージがあって 感動しすぎて泣いたと伝えてくれ また、どこかで会おうぜみんな!』 Mの母から手渡された紙を見た蓮は、思わず 「らしくねぇよ…馬鹿野郎…」 目から大粒の涙が滴れる
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