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そのあと、龍樹とカフェを出て
1度それぞれの車で
私の家へ行った。
私は車を置いて、着替えてから
今度は龍樹の車1台で
ドライブに出かけた。
龍樹と知り合ったのは
半年前のこと。
会社の飲み会の帰りに
上司に連れて行かれたバーで
バーテンダーをしていた。
お店の雰囲気とお酒の味、
何より龍樹とのトークが気に入り
頻繁に通うようになった。
そのうち外で会うようになり
2人で出かけることも増え
龍樹に告白されて
私たちは付き合うことになった。
周りの結婚ラッシュに
焦らなかったわけではない。
ただ、長く付き合って
別れてしまうことほど、
嫌なことはない。
「沙織?どうした?」
「ううん。なんでもない。幸せだなぁって。」
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