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「君が鹿島季衣千くんかな??」
「はい。今日からこの学校でお世話になります。」
どんな相手であっても最初は自分のいい印象を植えつけろ。特に目上の方には。
これは父さんの教えだ。
「説明は寮のことは寮長に学校のことはそこの君を連れてきた黒川君とか担任に聞いてくれ。いい高校生活を送ってくれ」
「はい。わかりました」
理事長さんは大人な雰囲気な30代のイケメンでした。
うーん。結構ふつうの人なのかな・・あ、中身の話ね
「失礼しました。」
・・んで、黒川さん?先輩?とはいつまでいればいいんだろうか・・・
「はぁ・・行くぞ」
「あ、はい」
「最初は学校の説明するから。・・ここの学校は生徒会が先生より権力を持ってる。まぁ、それ以外は特に変わってるところはないと思うけど。」
「生徒会ってどうやって決めるんですか」
それは聞きたい。ぜひとも聞きたい。
「あぁ。推薦式でさ。推薦を受けた候補者たちが演説だのなんだのして投票で決めるって感じだな」
おぉ。なんてふつうなんだ。抱きたい抱かれたいランキングじゃないだと・・
ま、それはそれでおいしいか。
「なるほど・・」
「ま、校舎は明日詳しく回るだろうし今日は寮に案内して終わるな」
「あ、はい」
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