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「何をうじうじしてんだよ。気持ち悪い。だから高校2年になっても彼女の1人もできねぇんだ。バーカ」
「亮、それは関係ないだろ。お前酷いこと言うな。だったらここで見せつけてやるよ。意気がっている奴の鼻を折ってやるところをな」
「陽真は鼻折られ過ぎて挫折仕掛けてるけどな」
「お前は俺を慰めたいのか、貶したいのかどっちだ」
「両方」
「黙れ!」
小説やアニメでも主人公の横にいるキャラは、口は悪いが良い奴だと認めている主人公は多くいる。しかし亮は口が悪く、俺を小バカにした態度が気に食わない。
俺が心から願う『この世が平和であればいい』という祈りを聞いて笑ってた。平和とは争いのない事を指している事を言えば、争いがあるからこそ文化が進歩する。陽真の願いは成長を否定していると言われた。
「ほら、陽真。始まるから行けって」
模擬戦はグランドに引かれた15m角内において1対1での勝負。
実技魔術の授業がある理由は、戦争の無い時代において魔術文化の衰退を避ける事を目的としている。この授業は前後期末に一度クラス対抗戦に備える事、魔術の習得を目的としている。
俺は殺し合いごっこなんてしたくない。
この世が平和であり続けるために魔術なんて不要だと思っている。
だから積極的に学ぶ必要がない。
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