1640人が本棚に入れています
本棚に追加
/435ページ
俺の困惑が今度ばかりは伝わったようで、裕太が顔を赤くして話し始めた。
「女とはもう経験済みなんだけど、何だか気持ち良くなくて…。
そうしたら、石田が『おまえは男の方が相性良いんじゃね?』って言って来てさ。
んで、手解きしてやるって誘われたんだけど、石田は嫌だと思った。
その時、頭に浮かんだのがヒデくんで、ヒデくんとなら色んな事したいなあって思えた。
想像だけでちゃんと勃ったし、そのあとヒデくんで何度か抜いたし…。」
俺は、自分が高校生のおかずにされた事にげんなりした。
まあ、世の中の男は大抵、相手の許可を得ずに自己処理しているから、文句は言えないが。
俺は頭の中を整理して尋ねた。
「つまり、おまえは女の子とエッチ出来るんだな?
気持ち良くなかったのは、緊張したせいとか体の相性とかあるから、それで男に行くのもどうかと思うぞ?」
「分かってる。
だからヒデくんとエッチして、男が良いのか確かめたかったんだ。」
ああ、裕太。
俺だって男初心者なんだ。
俺を基準にするのは間違いなんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!