18.

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俺はぎょっとする。 裕太がゲイかどうかは知らないが、俺の事を好きなんだから、男に抵抗はないんだろう。 方や、飯島はゲイだ。 この2人、仲良くなったらどこまで発展するか…。 焦る余り、俺は床を滑りそうになりながら裕太のもとへ飛んで行く。 裕太は既に席から立ち、飯島の所へ移動しようとしていた。 俺は自分でもビックリするくらいでかい声で叫んだ。 「裕太!もう遅いから帰れ!」 「えー?俺、まだヒデくんと喋りたい。」 「じゃ、店閉めてから話そう。 それまで、徹の部屋行ってろ。」 「嫌だよ。 小澤とは、普段は一緒に遊んでないもん。」 「じゃ、俺の部屋! 3階の一番手前だから、そこで待ってろ!」 「了解っす!」 裕太は目を輝かせて返事をし、 「お邪魔しまーす。」 と言いながら階段を上って行った。 裕太を追い払い、俺は安堵の息をつく。 すると、飯島がカウンターに頬杖を付いて言った。 「ヒデくん、邪魔したね?」 「何の事っすか?」 「あの子、タイプだったのになぁ。」 「…。」
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