18.

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裕太がベッドから下りて来て、俺の話しに頷きながら隣に座る。 暑くて裸になったにしては、俺にぴったりとくっ付く。 そして、おもむろに俺の缶ビールを掴むと、中身を喉に流し込んだ。 俺は慌てて裕太の手から缶を引っ手繰り、テーブルの上のコーラを示して言う。 「おまえのはこれだ!」 裕太は口を尖らせ、コーラのボトルを弄っていたが、そのうち中身をごくりと飲んだ。 上半身裸だから、喉の動きがはっきりと見て取れる。 肌は小麦色に焼け、首から提げたチョーカーが良く似合う。 …って言うか、ちょっとエロい。 俺はいつもの調子でビールを飲んでいたが、内心は妙な気分だった。 マシオと付き合った影響か、以前の俺なら絶対に意識しなかった事に敏感になっている。 隣にいる裕太が挑発しているような気がするのだ。 告られた経緯もあるし…。 いや、気のせいだな。 俺の胸の内を知ってか知らずか、裕太はさっきの話しに乗って言った。 「俺ん家も貧乏なんだ。 両親共働きで家ん中汚いし。 でも、ヒデくん家は居心地良いよ。 この部屋も、1階の食堂の匂いがする。」
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