18.

15/27
1639人が本棚に入れています
本棚に追加
/435ページ
またかよ、と思う余裕があったのは、ほんの数秒だった。 思い切り上から圧しかかられ、がっちり体を組し抱かれた。 小学生のガキを放り投げるのは容易いが、相手が高校生となると簡単には行かない。 それに、裕太がでかくなったのは紛れもない事実だった。 ガキの成長恐るべし。 なんて考えている間に、俺は完全に押さえ込まれた。 「わわっ! 裕太くん、乱暴しないでください。」 冗談めかして言ってみたが、効果は無かった。 あの可愛らしい裕太の目が、今は獲物を狩るハンターの如く光っている。 俺はびびった。 「裕太!マジ放せ…。」 しかし、俺の抗議の声は途中で消える。 裕太に唇で口を塞がれ、息が詰まった。 もがいて空気を取り込もうとした途端、舌が突っ込まれる。 テクも何もなく、ただ滅茶苦茶に口の中を舐められる。 更に、まずい事が起きた。 裕太が俺の片腕を離し、解放されると思いきや、その手がいきなり俺の下腹部を触ったのだ。
/435ページ

最初のコメントを投稿しよう!