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すると、裕太が再び熱を帯びた瞳を向けて言った。
「本当は、そんな事どうでもいいんだ!
俺はヒデくんが好きで、ヒデくんとエッチしたい!
ヒデくんは男だから俺の初めての人になるけど、絶対に後悔しない。」
真っ直ぐ見つめて来る裕太に、俺は尻込みしてしまった。
正直過ぎて、返す言葉がない。
でも、想いを受け入れられるような器用さも、俺にはなかった。
「裕太、俺はマシオ以外の男とエッチするなんて無理だ。」
「そんなの俺と一緒で、やってみなきゃ分かんないじゃん。」
「俺は分かるんだよ。
性別超えるほど好きだから、マシオとセックスするんだ。
こんな事、誰とでもって訳にはいかないんだよ。」
裕太が顔を歪める。
泣くかと思ったが、そうじゃなかった。
果敢にも、裕太は年上の俺相手に言葉で挑んで来た。
「俺とのエッチの方が、イケメンより気持ち良いかもしれないじゃん。」
「いいや。本気で抱きたい相手だから気持ち良いんだよ。
そうじゃなきゃ、オナニーの方がよっぽど気持ち良い。」
「じゃ、イケメンは置いといて、オナニーより俺とのエッチの方が良いかもしれないよ?」
「だからって、おまえとやるのはおかしいだろ。
おまえは俺に、そんな気持ちで抱かれたいのか?」
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