18.

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裕太が目を見開いて黙り込む。 ガキ相手にこんな話しをするのは気が引けるが、恥ずかしいからと言って曖昧に濁すのは俺の主義じゃない。 俺は、大きく息を吸い込んでから言った。 「俺は強引なセックスも、相手を傷付けるようなやり方も好きじゃないんだ。 付き合うつもりも無い相手と、自分でするより良いからって、エッチするなんて俺は嫌だ。」 裕太が、半分泣きそうな顔で俺を睨み付けて言った。 「分かったよ。 俺、他の奴とするから。」 「え?」 「ヒデくんがしてくれないなら、他の男とする。」 そう宣言され、俺は困り果てた。 裕太に『それは駄目だ。』と言う権利は無い。 でも、誰かれ構わずセックスするのは黙認出来ない。 その時、脳裏に飯島の顔が浮かんだ。 もし、あいつが裕太を誘ってセックスする事になったら…。 俺は思わず怒鳴ってしまった。 「裕太!俺への当て付けでどうでもいい相手とセックスしたら、絶交だぞ!」 理不尽な事を言っているのは分かってる。 俺の言葉が余程ショックだったのか、裕太の目に涙が盛り上がった。
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